仙台初詣事業繁栄 パートと正社員の格差
厚生労働省はパートタイム労働者総合実態調査の結果をまとめた。
正社員とパートなど非正社員を両方来ようする事業所で「職務が正社員とほとんど同じでパートがいる」のは51.9%。前回の40.7%から11.2ポイント増えた。
ただ同じ職務でも時間あたり賃金で8割が正社員とパートに格差があると答え、その理由としては「勤務時間の自由度が違う」が最多だった。
調査は10月に実施。事業所調査では6,653事業所、個人調査は13,426人が回答した。
「職務が正社員とほとんど同じパートがいる」事業所で、そうしたパートがパート全体に占める割合は「1割未満」が32.2%と最も多い。一方で、「8割以上」も26.7%で2位となり、パートの職務内容の2極化傾向をうかがわせる。
正社員と同じ職務を担うパートの賃金を正社員より抑える理由は「勤務時間の自由度が違う」が72.7%。次いで「正社員には企業への貢献がより期待できる」(32.9%)と「残業の時間数・回数が違う」(31.1%)。事業主がパートの”自由な働き方”の代償として賃金を抑える傾向にあるよう。
また、年次有給休暇を認めている事業所は53.8%で、前回より7.3ポイント減った。うち「正社員と同じ日数を付与」は27.4%で、同2.9ポイント増。「出勤日数または勤務日数に応じて比例付与」は56.4%で同8.0ポイント増。「その他」は16.2%(同10.9ポイント減)だった。
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